なんと4月初旬、巷ではすでに流行も去っているようなこの時期に家族みんなでインフルエンザに罹りました。笑
医者に行っても流行していないのでインフルエンザではないだろうけど、念のため検査しましょうかという感じでしたが、熱の上がり方が普通ではないことや滅多にないひどい頭痛を訴えたことから私は直感的にインフルエンザではないかと思っていました。
そんな感じで始まり、春休みの後半を見事にインフルエンザで棒に振ったお話です。笑
我が家は4人家族ですが、まず長男がインフルエンザに感染し、ほんの数日で家族へと次々に感染していきました。
実はそれまで家族の誰もインフルエンザにかかったことがなかったため家系的にかからないのでは?という甘い考えと少なくとも今年は妻と子供達は予防接種を受けていたことから、まあインフルエンザにはかからんだろうという自信がいとも簡単に打ち砕かれました。
感染したのはB型。他のサイトにもたくさん掲載されていると思いますがB型は熱が長引くのが特徴とのこと。
初めてのインフルエンザのため我が家のケースが長いのかどうかわかりませんが、インフルエンザとの診断が遅れた長男は発熱から解熱まで5日(薬処方から3日)、次男は3日(2日)、私は2.5日(1.5日)という感じでした。
上述したようにこのインフルエンザのため春休みの後半を棒に振った上に次男は一生に一度の幼稚園の入園式に出られず、長男は始業式に出られず新しい世界のスタートがみんなとずれてしまいかわいそうな思いをさせてしまいました。
正確な感性経路は当然わかりませんが、長男は旅行から帰る途中に発熱したことから、潜伏期間1-2日と言われるインフルエンザ、感染源は旅行中にいった⭕️⭕️城で法螺貝や吹き矢を吹いたときか、もしくはその隣にある⭕️リック⭕️ート美術館か、、、密室で多くの人が集まっていた場所はそれくらいでしょうか。
そして、次に餌食になったのは次男。長男がインフルエンザと診断された日の夜に家族でもっとも免疫力が低いであろう次男が発症。結局二日連続で小児科にお世話に。
しかし、インフルエンザの猛威はまだ止まりません。インフルエンザと判明するまでマスクもせずに長男の隣で寝ていた私が次男を病院に連れて行った日の午後に気分が悪くなり、それから数時間で発熱。本来インフルエンザの検査薬は発熱してから12時間経過しないと使えず、また検査で陽性でないとインフルエンザの薬は処方できないようですが、私が伺ったお医者さんは状況的にインフルエンザしかありえないということで熱が出てから数時間しか経過していませんでしたがすぐにその場で薬を処方してくれました。
この柔軟な対処のおかげで私は発熱期間が子供達より半日は確実に短くなり、心から感謝です。
そして、最後は妻ですが、妻の症状はとても不思議で熱はないのですがひどい咳や頭痛、胃の不快感などの私の症状マイナス熱という感じの症状に私の発熱時期とほぼ同時期から悩まされていきました。
初めてのインフルエンザということもあり、熱を出しながらも興味津々の私は、子供達や自分の症状を意外と冷静に見ていました。
子供達と私の発症状況はよく似ており、まずは咳と激しい頭痛(というより目の奥の痛み)熱は37度ちょっとですが、それからほんの1-2時間後に熱が38度を超え、最終的には40度近くまで到達しました。このスピードがインフルエンザの特徴なんでしょうね。
ちなみににわか知識ですが子供はインフルエンザ脳症が怖いとのこと、熱をできる限り体に排出させるためとにかく水を多く取らせました。
また頭の上・下、脇の下などいろいろな箇所を冷やしました。長男の看病をしている時にこの頭を冷やすということが痛みをかなり和らげると長男からきいていましたが、実際に自分もかかってみてなるほどという感じでした。
ちなみに咳、頭痛、熱の他にも体の節々の痛みが症状としてあったため一緒に処方された解熱鎮痛剤も飲みましたが熱は下がることなく、強烈な寒気に襲われましたのを覚えています。
小児科のお医者さん曰く「解熱鎮痛剤を飲んでもインフルエンザの熱は下がらない」ということでしたが、その通りでインフルエンザ時に解熱鎮痛剤を飲んでもいいことはほとんどなく、気休め程度だと思います。
医者に行き投与されたインフルエンザの薬の効き方にも特徴がありました。
長男と私は吸入型のイナビルという薬を処方されましたが、この薬の凄いのは一度吸入するだけで薬が体にとどまりインフルエンザウイルスを退治してくれること。
この薬を吸入した長男と私に共通する処方後の反応ですが、処方後、熱が36度台まで急激に下がるのため治ったと思いきや、また38度台後半まで上がり、その後ようやく熱が平熱に戻る事。
うまく吸引できないかもしれないということで次男には王道のタミフルが処方されました。
タミフル処方後の反応はサンプル1なので次男だけかもしれませんが、処方してから熱が下がるまでには2日かかりました。ただ、薬を飲み続けていることが前提ではありますが一度下がった後は再度上がることはありませんでした。
インフルエンザは発熱から5日間、解熱から2日間外出禁止と聞いていたので勝手に熱が下がればすべての症状が治まるのかと思いきや甘かった。。。
解熱後も全身の倦怠感や薬のせいか胃の不快感は続きました。加えて寒気と体の節々の痛み。。。それはいうなれば風邪を引いた人が常時船酔いの状態になっている感じでした。
私は子供たちに比べて熱がある期間は短かったのですがこの常時船酔い状態期間が長くきつかった。。。。
しかし、この常時船酔い状態の原因はなんだったんだろうか。薬の副作用???副作用を見てみると「下痢、胃腸炎、蕁麻疹」とのこと。ということはこの常時船酔い状態はインフルエンザの仕業か。。。
そんなことを考えながらふとインフルエンザの薬の説明を見てみると「インフルエンザウイルスの増殖を抑え、熱の症状を緩和します」と記載されていることに気づきました。
ということは、増殖を抑えるけど殺すわけではないということだろうか。。。
もし、そうならば熱は下がり、インフルエンザウイルスはもう増えないが体の中には薬を飲むまで増え続けたインフルエンザウイルスがまだ残っているということか。。。
ということは、この常時船酔い状態はやはりインフルエンザウイルスのせいなのだろう。そんなことを考えながら熱が出てからおよそ2週間後にその症状は治まって行きました。
ところで妻はどうなったかといえば、上述したとおり熱を除けば私の症状にそっくりな症状に苦しんでいました。
いうなれば熱のないインフルエンザのような状態です。
予防接種をしていたおかげか熱は最後まで出ませんでしたが、熱以外のインフルエンザの諸症状である咳や頭痛、胃腸の不快感、体の節々の痛みなどに私より長い間苦しめられそれは時に寝込んでしまうこともあるくらいでした。
とはいえ家族4人のうち3人がインフルエンザにかかり、一人で世話をしているわけですからそりゃ感染しないわけないですよね。
結局医者に行かなかったこともあり、妻のこの症状の原因がなんだったかは不明ですが、我が家では妻はインフルエンザにかかっていたが気合いで熱が出なかったということにしています。笑
やはり、母は強しです。
今回は散々な目に遭いましたが、転んでもただでは起きません。笑
ということで今回のインフルエンザ家族蔓延物語から学んだことをまとめてみました。
学び①:家族がかかっている時には12時間待たなくともインフルエンザの薬を処方してもらえる。
これが今回一番の学びであり、もっとも助かったことでした。
学び②:インフルエンザの熱には解熱鎮痛剤は効かない。
私の場合は解熱鎮痛剤を飲んだためか逆にひどい寒気に襲われたので、体感的に暑いのがいいか寒いのがいいかという感じではあります。笑
学び③:頭(特に目の辺り)を冷やすのがとても気持ちいい
何を当たり前のことをとおっしゃる方もおられるかもしれませんが、侮るなかれ。
インフルエンザは高熱と体の痛みから夜ほとんど眠れませんが、不思議なことにおでこや目の辺りを冷やすと短い時間でも寝付くことができました。
これは高熱で苦しい時にどんなに助かることか。。。
ただ、冷タオルなどでは冷えた状態がもって10分程度なので10分毎に交換しなければならず、本気でやろうと思うと看病する人がねれないという過酷な状態になり、免疫力が下がり、その人が倒れることになりかねないので非現実的ですね。
誰か形状が柔らかくスイッチを入れると冷え続ける素材を発明してくれないだろうか。。。笑
学び④:B型は熱が下がってもその他の症状が数日残り意外とコレが効く。
熱も熱でキツイのですが、熱が下がった後の常時船酔い状態が1週間くらい続いたのはかなり辛かった。これについては収穫はないのですが、次回かかった時には医学の進歩のためにも医者に行くべきかなと思っています。
ということで今回はインフルエンザB型家族蔓延物語でしたが、A型は薬を飲むとけろっと治ると聞いていたのに対してB型のしつこさったらなかったです。
当たり前ですがインフルエンザには二度とお世話になりたくないと痛感した一件でした。
おわり。
2015年4月22日
ツイート