NARUTOという漫画から感じる強く生きるための力

〜能力をまっすぐに伸ばせる社会〜

2014年12月24日

記事に関連する写真

大人になってから自分の意志で見ているアニメや漫画はジブリ作品が中心の中でNARUTOという漫画にはかなり心を揺さぶられました。


はじめてこの漫画と出会ったのはいつだったか。

正確には覚えていないですが漫画で読んだというよりテレビでの放送を子供と一緒に見始めたのがきっかけだと思うのでおそらく6-7年前ではないと思います。


見始めた当初はそんなに流行ってる漫画とは知らず何の気なしに見ていましたが、国内外問わずすごい人気である事を徐々に知りました。

そして、私自身も私の家族もいつの間にかその魅力に引き込まれていました。

日頃漫画を読むことは全くなく、自宅には手塚治虫の「火の鳥」と「ブラックジャック」があるくらいの私が数多くの漫画の中でNARUTOという漫画になぜこんなにも引かれているのか少し考えてみました。


NARUTOという漫画は、両親を知らない小さな子供が立派な忍者として成長していく姿を描いています。

不器用で、まっすぐで、正義感が強く、愚直で情熱的な「うずまきナルト」という忍者がいろいろな苦難に直面していきます。

その苦難に逃げることなくまっすぐにぶつかっていく様に周囲の人間も徐々に影響されていき、仲間たちの助けを借りながら苦難を乗り越え、成長していく様、そして、仲間を思う気持ちや思いを愚直に貫こうとする姿勢が、ときに涙がにじみ出てくるほどです。


私がこのNARUTOという漫画から受け取っているメッセージはなんなのだろうか。


それは、「大志」、「挑戦」、「諦めない」という3つの言葉に集約されているように感じます。


明らかに他の人より劣っており、不器用な子が、周囲に笑い者にされながらも忍者のリーダーになるべく「大志」を掲げ、周囲にどんなに馬鹿にされようと自分の心には嘘をつきたくないという思いから「挑戦」し続ける姿勢はどんな人でも自分に嘘をつかず思い続ければいつかは思いが叶う事を伝えているように思えます。

また、周囲からどんなにできないと言われても、自分の言葉を曲げない強い意志のもと「諦めない」姿勢を貫くところは周囲の雑音に惑わされない「勇気」や「強さ」の大切さを伝えているように感じます。

さらに、忍者のリーダーになるという強い思いのもと仲間のために身を投げ打って戦う泥臭く愚直な姿勢は、人の共感を生み、引きつけ、仲間の心の中にある秘めたる思いを引き出します。


情報が氾濫し干渉と誘惑の多い社会において同じことをするにはどれほどの心の鍛錬が必要か。

それでも、「人に非難されても愚直に挑戦し続けること」は、情報が氾濫し多様化する社会の中で強く生きていくためにとても大切な力ではないかと思います。

もしご覧になったことがない方がおられれば一度見てみてはいかがでしょうか。